高齢者が住みやすい住宅どんな設備が必要?
2021年02月15日
高齢者が安心して暮らせる住宅は、年齢に関係なく便利な機能や構造がそろっています。
そこで高齢者向け住宅とはどんな家なのか、必要な設備とともに解説します。
高齢者向け住宅の設備:床・廊下
床や廊下は、転倒事故を防ぐ構造にするのがポイントです。
高齢者向け住宅では、次のようなバリアフリー設備を意識しましょう。
床
床は転倒事故を防ぐため、すべりにくい材質のものを選んでください。
そして加齢によって小さな段差でも転びやすくなるので、なるべくフラットな床にするのがポイントです。
さらに天井や足元の照明にも工夫し、歩きやすい空間にするのもおすすめです。
また長時間過ごすリビングは、畳敷きの小上がりなどがあれば高齢者でも快適に過ごせます。
小さな子どもがいれば昼寝や遊び場にもなるため、三世代が暮らす住宅にもぴったりです。
廊下
廊下は介護者と二人で歩ける幅を確保します。
車いすの通行を考慮するなら、一般的なサイズの車いすで90cmの幅が必要です。
さらに廊下内で方向転換などもできるようにしたければ、150cm以上は確保してください。
将来的に手すりを設置するなら、壁に手すり用の下地があるとリフォーム工事がしやすくなります。
高齢者向け住宅の設備:トイレ・お風呂場
トイレやお風呂場などの水回りは、毎日使う住宅設備です。
使用中はもちろんのこと、その前後の状況も考慮した対策がおすすめです。
トイレ
トイレは座る・立つの動作を伴う設備なので、手すりの設置がおすすめです。
高齢者はもちろんのこと、若い人でも腰痛がつらいときや妊娠中のときには手すりがあると安心でしょう。
見た目や機能性も重視するなら、手すりと兼用の棚にすると消臭剤などの小物を置けるので便利です。
またトイレの出入口は片開きドアではなく、車いすでも開閉しやすい引き戸がおすすめです。
さらにつり下げ式の引き戸なら段差がなく、汚れがたまりにくいため掃除もしやすくなるでしょう。
お風呂場
お風呂場は転倒事故が発生しやすい場所なので、足元やバスタブ内はすべりにくい材質を選びましょう。
そしてお風呂場内に手すりを設置したり、出入口の段差をなくしたりするのもポイントです。
さらにヒートショック対策として、浴室暖房の設置や高断熱の構造になっているシステムバスも増えています。
また介護者や車いすでも出入りしやすいよう、間口を広めに取るのもおすすめです。
まとめ
高齢者が暮らしやすいバリアフリーな住宅は、小さな子どもなど誰にとっても住みやすい家です。
高齢者向け住宅の設備を決めるときは、どんな機能があれば安心できるかをイメージするようにしましょう。
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